キャンドルはどうして長い時間ゆっくりと燃え続けるんだろう?
・例えば、ロウソクの芯だけを取り出して、割りばしで挟んでコップの中に立
てて火を付けてみると、とても早く芯は燃え尽きてしまいます。
・ロウがまわりにあれば、ゆっくり芯が燃え続けるわけですが、それは溶けた
ロウが芯を伝わってどんどん上へあがり、燃える材料として芯の中に供給さ
れ続けるからと考えられます。まわりに燃える材料がたっぷりあるから長く
燃えると言えますね。
・上で言っている「ロウが芯を伝わってどんどん上へあがる」ような現象を
「毛細管現象」といいます。普通、何もしなければ、ものは重力で下に落ち
てしまいます。ところが、この毛細管現象では上にあがるのです。
例えばコップに入れた水にティッシュの先をつけると、水がティッシュの先
からどんどん上に伝わって広がっていくことが確認できると思います。
キャンドルはまわりのロウを溶かしながら、芯がゆっくりと短くなり燃え続けるけれど、それはどうしてだろう?
テーマのヒント